毎月分配型の投資信託は「リスクある、危ない」「タコ足配当で元本が減るだけ」「インデックス型のほうが資産が増えから毎月分配型なんてやめておいたほうが良い」など批判を受けることも多いです。なかには「絶対にやらない方が良い」とまで言い切っている方もいます。
本当に、毎月分配型投資信託は損をするのか？
400万で検証してみます。
分配金は「受け取り」にしております（再投資しません）。
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Ｄコース毎月決算型（為替ヘッジなし）予想分配金提示型
今回はアライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Ｄコース毎月決算型（為替ヘッジなし）予想分配金提示型で検証してみます。
トータルリターンが良く人気のある商品です。投信ランキングの上位常連です。
管理費用（信託報酬を含む）は年1.727％です。
400万分の投資なら、年に6.9万円が管理料として、日割換算した金額が毎日ファンドの基準価額から差し引かれます。
分配金
200円の分配金なら分配率は17.4％、
300円では24.0％、400円では29.6％となります。
2025年11月分配金
受渡金額：54,490円
今回も謎の特別分配金と普通分配金が混在しています。
先月の普通分配金受渡額29,973円で、今回の普通分配金は44,646円でしたので普通分配金割合はだいぶ上がりました。
元本
評価額 3,558,770円
元本から －441,230円
先月の評価額（元本）は3,571,921円ですので今月は13,151円減ったことになります。
平均取得単価も前回は10,988円ですので、今回で30円減ったことになります。
トータルリターン
+33,177円
あとがき
資産状況の推移をみると2025年5月はマイナス100万円になっていました。400万あった元本が半年もかからないうちに300万まで減ったことになります。その元本も今月で350万まで回復し、分配金を含めるとようやく投資前の元本に戻ったとも言えます。もし5月に狼狽売りをしていたら、やはり毎月分配型投資信託はやめておいたほうが良いと考えていたでしょう。これから普通分配金が続きトータルリターンが増えることで、毎月分配金の魅力をさらに実感できることを期待します。