岐阜県下呂市にある鶏ちゃん発祥のお店「まるはち食堂」をご紹介します。
「鶏ちゃん」は下呂市などの南飛騨や郡上市をはじめとする奥美濃で親しまれている郷土料理。味噌や醤油のたれに漬け込んだ鶏肉をキャベツや玉ねぎなどと一緒に焼いて食べる料理です。
いつもは行列ができるほどの人気店ですが、今回は運が良くすぐに座敷席へ案内されました。
メニュー
メニューは「けいちゃん」以外もありましたが、お店に来られているお客さん全員が「けいちゃん」を注文していました。
やはり鶏ちゃん発祥のお店だけあって「けいちゃんメニュー」は外せないですよね。
もちろん私たちも「けいちゃん単品」と「けいちゃん定食」を注文。(※定食はご飯・味噌汁・漬物が付いてきます)
これでけいちゃん2人前とごはん中盛1つ注文したことになります。
注文は人数分で良いか?
問題は2人で「2人前」で良いか?
多くの人が人数分以上に追加注文されてました。
ボリュームがある野菜も火を通すと小さくなりますし、名店だけあってかなり美味しい!ので人数分はペロッといけちゃいます。
女性のお客さんでも1人前は無理なく食べれます。
はじめは人数分注文して「まだまだ食べれそうだな」と思ったら追加注文するのが良いかと思います。
追加注文
追加注文すると注文した人数分の「けいちゃん」をお皿で持ってきてくれます。
ただ混み具合によってはすぐに追加分が来ないこともあるので早めに追加注文しておいたほうが良さそうです。
けいちゃん運ばれてくる
注文してから5分ぐらいで「けいちゃん」が運ばれてきました。
たれに漬け込んだ鶏肉とキャベツが、ジンギスカン鍋に乗った状態です。
お店の方が火を着けて簡単に説明。
「火を着けたらすぐに箸で混ぜる。肉は裏返してしっかり焼くこと、あとはメニューの裏に食べ方が書いてあるのでその通りに食べて下さい」。
完全に自分で焼いて食べるスタイルです。
はじめは量が多く感じられます。
しかしジンギスカン鍋は山型に盛り上がっていて底上げされているので混ぜてみると意外と量が少ないかも。
家族は「ちょっと足りないかな?もう1、2人前は食べれる」と言っておりました。
まるはち規則
もちろん規則を破ってしまっても大丈夫!美味しく食べるための規則ですね。
一度箸を置くと混ぜるのが止まってしまうので、とにかくがんばって混ぜ続けます。
これが意外と難しい。家族が力任せに混ぜて穴が開いてしまいました
途中から、鶏肉の油が出てくると焦げやすくなるので要注意です。
やってみましたがキャベツを押さえながら混ぜるのは難しかったです。
これは単品を追加注文する時の事だと思いますが、初めて来た人はわからず食べ終わってから追加注文していましたね。
肉が焼ける前に野菜が焦げちゃうからですね。意外と鶏肉は火が通りにくいです。
実食
さあ、鶏ちゃん発祥の名店である「まるはち食堂」けいちゃんをいただきましょう。
混ぜ続けているといい匂いがしてきます。
我慢できずに一口味見。
味見をするには早すぎて少し生でしたが美味しい!!
味噌の味が強すぎず、醤油とあとからくるニンニクの味がたまりませんね。
しっかり焼いたほうが、鶏肉の油と濃厚なたれがからまり美味しいですね。
常連さんらしき方々は真っ黒になるくらいよく焼いていらっしゃいました。
見習ってよく焼いてみます。
下の周りの溝に溜まった鶏肉の油で焼いて食べるのが一番美味しい!
一味が置いてあったのでかけて食べてみましたがそのままの味が一番!
美味しかったのでペロッと完食。
やはり他のお客さんは皆さん単品のけいちゃんを追加で頼まれていましたね。
私たちも迷いましたが、この後温泉の夕食が待っているので今回は我慢しました。
他のお客さんがラーメンを注文されていましたが、お味の方はどうなんでしょうね?
下呂温泉に来る機会があったら是非「まるはち食堂」さんの「けいちゃん」を食べて、追加注文したいですね。
営業時間
営業時間:
11:00~17:00
定休日:
火曜日、第2・第4水曜日(来店時はこの様になっていました)
席数
お店は正面に2席のテーブル席、左手に座敷2席とテーブル席2席、右手に座席4席の合計10席という造りになっています。
あとがき
岐阜名物「鶏ちゃん」発祥の店である「まるはち食堂」
歴史ある伝統の味で、多くのひとを幸せにしてきたはずです。
数多くある「鶏ちゃん店」の中からこの店を選択し、多くのお客さんが列を作る理由は「発祥の店」の肩書ではなく「伝統の味」なのでしょう。
200404