金華山とは
岐阜市内中心にある標高329mの金華山。初夏にツブライジが満開となり山を黄金色に染めることからその名が付けられたと言われております。また斎藤道三公、織田信長公の居城とされていた稲葉山城(岐阜城)が山頂にそびえ建ち、戦国名将が見ていた同じ絶景を山頂から望むことができます。ロープウェーで簡単に山頂に行くこともできますが、今回は登山(ハイキング)のおすすめルートと注意点をご紹介します。
登山ルート
登山ルートは全部で10ルートありますが、駐車場が多くある岐阜公園やロープウェー乗り場から山頂へ行くルートは
「百曲り登山道(約40分1.1㎞)」
「馬の背登山道(約40分1.1㎞)」
「七曲り登山道(約60分1.9㎞)」
「めい想の小径(約60分2.3㎞)」
の4つとなります。「百曲り登山道」「七曲り登山道」は登山時間が40分と短いですが、斜面がきつくなっています。初めての登山(ハイキング)には「めい想の小径」「七曲り登山道」をおすすめします。
おすすめのルート
おすすめルートは、「めい想の小径(約60分2.3㎞)」で登り、「七曲り登山道(約60分1.9㎞)」で下山するルートです。特に下山は傾斜が一番緩やかな「七曲り登山道」をおすすめします。このあと「百曲り登山道(約40分1.1㎞)」で下山した内容をご紹介しますが、傾斜がきつく大変でした。
めい想の小径(登り)
急な上り坂は少なく、小さな子供連れやご年配の方もハイキングされていました。ただ平坦なハイキングコースではなく、ちょっとした登山です。サンダルはハイヒールは足を挫く可能性もあるので、運動シューズで登山してください。
伊奈波(いなば)神社伝承地です。中世以前、稲葉山(金華山)は伊奈波神社の社地であり、斎藤道三による稲葉山城の築城により、こちらの場所へ遷されたと伝わります。
金華山の地質を説明する看板です。金華山の地質は「チャート」という硬い岩石でできています。チャートはガラス質の殻を持つ放散虫というプランクトンの遺骸が、陸から遠く離れ深海底に堆積してできた岩石です。
湧き水が流れています。癒されます。
案内看板です。登山道の途中にあります。城までの距離と、危険ポイントであることを知らせてくれます。
勾配が少ないルートですが、このような急な斜面もあります。滑りますので要注意です。
ガリレオの名言ですが、どうしてこの言葉を掲げているのでしょうか?不思議です。
休憩しながらゆっくり登山しましたが、約1時間で頂上に到着しました。頂上には岐阜城がそびえ建ちます。
岐阜城
石垣・井戸跡です。本丸井戸と記されています。
岐阜城から望む絶景
百曲り登山道(下り)
岐阜城を散策して、帰りは「百曲り登山道」で下山しました。登山道(下山道)入口は整備された良い道に見えましたが下山するにつれ、とんでもない険しい道と気づきます。
手を付かないと下山できないくらい急な斜面です。
あとがき
往復2時間程度で登山してきました。思ったより斜面がきつく、ハイキングというより登山した気分になります。それぞれの登山道を歩くと、織田信長がこの岐阜城を落城させるのに手古摺った理由がよくわかりました。