買い物途中に梅を見つけ、久しぶりに梅酒を作りたくなりました。ブランデーの優雅な香りと梅のフルーティーさが調和した贅沢な美味しさを味わえます。以前に仕込んだ梅酒(3~13年物)を試飲して、一番美味しかった梅酒の作り方を参考に作ってみました。
準備
・保存瓶の消毒(4Lサイズ以上の瓶・今回は5L瓶使用)
瓶はきれいに洗って熱湯で殺菌します。いきなり熱湯をかけるとガラスが割れてしまうことがありますのでご注意ください。まずは60℃くらいのお湯で一度びんを温めてから熱湯を回しかけます。びんは完全に乾いてから使用します。
材料
◆青梅 1Kg
◆氷砂糖 1.5Kg(お好みの量)
◆ブランデー(果実酒用)
1.8L(アルコール度数35度)
作り方
①丁寧に水洗いする。
②つまようじで梅のヘタを取り除く。
※取り残しがあるとヘタが取れてエグ味が出てしまいます。
③キッチンペーパーや清潔な布巾で一粒ずつ水気をしっかり拭き取る。
④乾いた保存瓶に梅をすべて入れる。
⑤梅の上に氷砂糖もすべて入れる。
⑥ ブランデーを注ぎ入れたらしっかりフタを閉める。
※ブランデーの代わりに、アルコール度数が35度以上のホワイトリカー・焼酎などでもOK。
作り方のポイント
保管場所は暗所
保管は直射日光の当たらない冷暗所が適しています。直射日光に当たると気温以上の温度が梅酒に当たります。冷蔵庫も冷やし過ぎてしますのでおすすめしません。自然の気温で熟成され、温度の変化が激しくならない暗所が保管場所として最適です。
時々瓶をやさしく揺する
氷砂糖が溶けるまで時々瓶をやさしく揺すって混ぜます。中の糖分が均一になり、より美味しい梅酒に仕上がります。
容器への入れ方
よく見る作り方は梅と氷砂糖を交互に容器に入れていますが、氷砂糖は、翌日に瓶の底に落ちてしまいます。梅はすぐに浮いてしまうので、私は梅→氷砂糖の順にすべて入れています。
お好みの梅酒が作れるポイント
お好みの梅酒を作るポイントはズバリ2つ!
氷砂糖の量
一般的な分量は梅1Kgに対して氷砂糖1Kgです。甘さを控えめにしたい方は最低でも500g、できれば700g入れたほうが失敗なく作れます。浸透圧の関係で、氷砂糖が少なければ少ないほど梅のエキスが出るのに時間がかかります。
梅の実を取り出すタイミング
3か月程の梅酒は若々しくあっさりした風味です。待てば待つほど味に深みが増しますが、長く漬けると苦みや渋み、にごりが出る場合があります。
さらに美味しく作るには
自家製梅酒の飲み比べをして一番美味しい梅酒の作り方を分析してみました。合わせてご覧いただければお好みの梅酒を作ることができると思います。
あとがき
3か月後くらいから梅のエキスが出始めて飲めますが、1年以上熟成させるとまろやかなコクが出てより芳醇な仕上がりになります。梅の取り出す時期は、3か月後から試飲して決めていきたいと思います。随時、経過写真と仕込み具合を追記していく予定です。