寒い冬でも簡単に育てることができる「ほうれん草」。
今回はプランターで、種から育ててみました。
楽秋ほうれん草
今回育てるのは「楽秋ほうれん草」という品種。病気に強く、らくらく作れて食味に優れた多収穫可能なほうれん草です。
葉肉が厚く、葉の下部に2~3段の切れ込みが付きます。株元の赤みも鮮やかで食味の優れた、良質多収穫が可能です。耐暑性、耐寒性にも強いので幅広い栽培が可能です。
今回は深秋に種まきをして3月末まで収穫できました。
種まき 発芽
11月上旬に種まきして、大体1週間で発芽しました。発芽したばかりのものは「ほうれん草?」と思ってしまうほど小さく、弱弱しいです。種が大きかったので、発芽するまでにもう少し時間がかかるかなと思っていましたが、発芽まで意外と早かったです。
1日で大きな成長
成長早いです。発芽して2日目ですが急成長です。
本当に成長が早い!!「らくらく作れる」という袋に書いてあるキャッチフレーズは本当でした!
これだったら大豊作いけるかもしれないです!
3週目
種まきから3週目となりました。弱弱しい発芽から、4枚葉となりました。1枚目の葉がヒョロヒョロと細長く横に伸びていきます。結構間隔をあけて育てる必要があるんですね、ほうれん草は…。まあ、今回はお試しということでもありますので間引きすることなくそのまま放置してみます。
1か月後(4週)
種まきから1か月が経過しました。発芽から4枚葉となるまでは急成長でしたが、なんか成長が鈍くなってきたような…・。肥料が足らないのかな?それとも日照不足かも…。
5週 水やりは1度に2L
種まきから5週目となりました。水やりは慎重にしています。表面が乾いたら少しだけ水やりをしています。このプランターは20Lですが、1回の水やりは2Lにしました。
6週目
種まきから6週目となりました。だいぶ立派になってきました。大きくなってきても水のやり方は変えていません。表面が乾いたら2L与える方式です。表面が乾く速さが5週目より早いように感じます。乾燥した日が続いたからなのか、根が水分を吸収するスピードが上がったからなのかは不明です。
7週目
種まきをしてから7週目となりました。この辺りから葉の数が多くなり、隣同士が窮屈になってきました。そろそろ収穫してもよい時期になってきましたが、今回は株ごとすべて収穫するのではなく、周りの葉から剪定していく方式で収穫することにしました。
周りの葉を収穫しても中央部分はまだ新しい葉が出てくるので、無限収穫が可能です。これは大収穫できるかも!!
若葉はお粥に
すべて収穫せず、周りから順次収穫するという「無限収穫方式」を採用してから、どんどん収穫できるようになってきました。まだ大きくなってないな、という若葉もどんどん収穫して、それをお粥に入れて食べました。寒い時期は温かいお粥も美味しいですが、しっかり味がする若葉ほうれん草入りのお粥は格別です。
10週目
種まきから10週目です。葉がだいぶ青々してきました。わかり辛いですが写真右上をご覧ください。鳥がほうれん草を食べていました。大収穫ですので、鳥にもおっそわけします。
11週目
11月の種まきかから、もうすぐ3か月が経過しようとしています。この時点で沢山のほうれん草を収穫出来てます。大成功ですね!
と、思いきや!!なんだこれ?この白い粉は?まさか病気か!?
すぐにネットで調べてみます。
「シュウ酸」の結晶です、とのこと。
なんだ?シュウ酸の結晶って?
ほうれん草は冬になり夜の気温が下がると、寒さから身を守るために白い粉、つまりこの「シュウ酸」をつけるみたいです。
なんだ、びっくりした。またしても病気で終了かなって思いましたので。でもよかった。
その後
その後も「無限収穫方式」により大収穫となり、3月23日全収穫まで沢山収穫ができました。冬には毎週スーパーでほうれん草を購入していましたが、今年は一度も購入することはなかったです。
大成功でした。
あとがき
ほうれん草の栽培は初めてでしたが、これほどまでに大収穫できるものとは思いませんでした。ほうれん草はとても美味しく栄養価が高い野菜ではありますが、それほど日持ちしなく、すぐに調理する必要があります。その点、プランター農園は好きな時に好きなだけ収穫できるのが利点でもあります。寒いベランダにもよく出てお世話しましたし、まったく苦にならなかったです。冬に育てる野菜の第一候補となりました。もちろん毎年育てていこうと思います。