壮大な安土城跡をハイキング 見どころをご紹介

誰もが知る織田信長が築城した安土城。建物はすべて焼失しているため、城跡を散策するだけという観光となりますが、それでも一度は行かれることをお勧めします。かつての覇者が築いた壮大な城跡を是非ご覧ください。今回はそんな安土城跡でも、特にお薦めしたいスポットを中心にご紹介します。

入口

今回は大手門跡から尾根道を通り天守跡というコースをご紹介します。駐車場は大手門跡のすぐ近くにあります。無料で、50台以上は駐車できます。おみやげ屋さんもあります。

大手門跡

大手門跡を通るとすぐに受付があります。安土城跡や天守跡を観光するには入場券の購入が必要です。受付横に無料の登山用杖が置いてあります。この登山用杖はレンタルすることを強くお勧めします。安土城跡はちょっとした登山になりますので、下山時に大いに役に立ちます。

羽柴秀吉邸跡

受付を済ませ階段を上がっていくとすぐ左におすすめスポットがあります。羽柴秀吉邸跡です。大手道に面した屋敷は、上下2段に分かれた郭(造成された平地)で構成されていたようです。

秀吉邸 下段郭

下段郭入口には壮大な櫓門が建っていたようです。

門内の石段を上がると、馬6頭を飼うことのできる大きな厩があったようです。馬だけではなく武士が控える遠侍と呼ばれる部屋も設けられていたようです。

秀吉邸 上段郭

上段郭は、この屋敷の主人が生活する場所です。門を入ると右手に台所があり、さらに進むと主屋の玄玄関に達します。玄関を入ると式台や遠侍の間があり、その奥には主人が常住する主殿が建っていたと記されていました。


前田利家邸跡

急な傾斜地で造成された屋敷地は、数段の郭に分かれた複雑な構成となっています。敷地の西南隅には大手道を防御する隅櫓が建っていたと思われますが、後世に大きく破壊されたため不明です。

最下段の郭には馬3頭が飼える厩があったようです。

中段郭には広い台所と田の字型に並ぶ4室の遠侍が一体となった建物が当時はあったようです。


大手道跡の石仏

築城の際に大手道の石材として使われたものです。石仏や墓石です。


さあ、天守へ

さあ、天守を目指して階段を登って行きましょう。結構しんどいです。大量の汗が吹き出します。

またまた、邸跡です。天守からの距離が「信長さんのお気に入り順」となっています。

今は杉木立に覆われた大きな本丸跡を横にして最後の階段を登ると天守跡があります。
五重六階地下一階で、最上階は金色に輝き、その下階は朱塗りの八角堂であったと言われています。


二の丸 信長本廟

信長公のお墓。信長は本能寺の変で自刃したとされていますが、その遺体は見つかっていません。そのため、全国各地に織田信長を供養する墓は多く存在します。

摠見寺

三重塔(重要文化財)

三重塔は三間三重の塔で、屋根は本瓦葺き。室町時代の建物。1454年建立、1555年修理との墨書きがあります。

二王門〔楼門〕(重要文化財)

棟木に、元亀二年(1571)七月甲賀武士山中俊好建立、とある。屋根は入母屋造り、本瓦葺き。棟木に1571年7月甲賀武士山中俊好建立、とあります。屋根は入母屋造り、本瓦葺きです。金剛力士像の頭部内側に、応仁元年(1467)因幡院朝作の造像銘が残っており、信長公が天正年間に甲賀から移したようです。



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あとがき

約1時間かけて観光してきました。城跡だけでも覇王にふさわしい城であったと想像できました。今までいくつか城巡りをしましたが、城がない城跡巡りも良いものですね。これからの城巡り枠が増えそうです。

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